ハンガリー語ゼロ、英語中3レベルの元会社員主婦が、ハンガリーに住んだらどうなるのでしょうか。
子ども同士でコミュニケーションが取れるような年齢になると、お友達から誕生日会やらホームパーティにお呼ばれする機会が増えてきますよね。
今回は、子どもが通うインターナショナルキンダーガーテンのお友達から誕生日会やホームパーティに何度も参加してきた我が家の体験談をお伝えします。
日本とは色々違って、毎回面白いです。
招待状は1〜2週間前に渡される
何度も誕生日会に行っていますが、大体招待状は1〜2週間前くらいに渡されることが多いです。子どものスクールバックパックを覗くと招待状が無造作に入っているので、見逃し注意⚠️
一度あったのはホームパーティの前日に招待状をいただいたこともありました。しかし、語学学校に通うハンガリー人に聞いたところ、さすがに前日に招待するのは一般的ではないそうです。
そして招待される人は、クラスメイト全員のときもあれば、特定の仲の良い友達だけの時もあります。(これはパーティ会場のキャパシティの問題もあると思います。)我が家は招待されたら旅行などキャンセル不可な予定がある時を除いて必ず行くようにしています。
プレゼント
何を用意すればいいの?
誕生日会の場合は当然誕生日プレゼントを持っていくわけですが、なにを用意すればよいか迷いますよね。でも、プレゼントは招待客から山のようにもらうので、誰から何をもらったか子ども自身わかっていないので、あまり悩む必要はし!
とはいえ、やはり悩むので、わたしは出席連絡も兼ねて、親御さんに聞いちゃいます。そうすると、「うちの子は◯◯にハマってる」とか「◯◯がほしい」とか、具体的に答えてくださる方が多数。中には、我が家には「ぬいぐるみがほしい」と言っておいて、他の家庭の方が聞いた時は「お絵描きセットがほしい」と、プレゼントがかぶらないように計算して答えてくれる方もいました。日本人に比べてストレートに答えてくれるので助かります。年齢が大きくなればギフト券や、クラスの友達で割り勘して一つのものを買うのも良いですね。
また、単なるホームパーティのときは、子どもへのプレゼントに加えて、花(鉢植え)やワインなどを持って来られるハンガリー人もいました。
予算
その時によって異なりますが、我が家は10000Ft前後を目安に考えて選んでいます。ただこれは年齢や関係性もあるので、あくまで参考程度に…
ラッピング
日本だとプレゼント自体を包装紙で包んで、さらに紙袋をつけて、というのが一般的ですが、紙袋だけでよいです。というのも、日本のようにプレゼント包装してくれる店員さんがいないというのと、自分で何度も包装したことがありますが、毎度渡した瞬間に包装紙を勢いよく取られてしまうので、意味がないから。あとは、周りのハンガリー人を見ても紙袋にそのままプレゼントを入れているからです。紙袋はマナーとして皆さんつけてますね。
パーティ会場はどこ?
これまでに行ったことのあるパーティは、自宅、遊び場、レンタルスペース、ワイルドパークなどです。
自宅
皆さん広い庭と広い家の方ばかりなのですが、庭に空気で膨らませるタイプの遊具を置いて子どもたちを遊ばせることができるようにしたり、プールや砂場やブランコがあったり、マジシャンを呼んだり、と子どもが飽きないような仕掛けを用意してくださる家庭が多数。
ちなみに自宅開催のパーティの場合は、自宅の門に毎回と言っていいほど風船が飾ってあります。
室内遊び場
基本子どもが自由に暴れ回って、ケーキの時だけみんなで集まって、あとは自由解散というケースがほとんどで、親も子どもも1番ストレスフリーなパーティです。
遊び場での誕生日パーティは気楽なので、普段誕生日会に来ない子どもたちも参加することが多い気がします。
レンタルスペース
レンタルスペース開催の場合は一度しかないですが、その際は限られた女子だけを招待してくれて、会場にはお絵描きや工作ができるスペースがあったり、ネイルやフェイスペイント、ヘアセットをしてもらえたり、ドレスに着替えられたりと、女の子が好きなことを体験させてくれるパーティで、子どもは大喜びでした。
ワイルドパーク
ワイルドパークとはこちらの記事でご紹介した動物園。
動物が見られると思って子どもはうきうきして参加したのですが、実際は動物はほぼ見られず、広大な敷地、しかもオフロードを寒空の中、ガイドの方に連れられて2時間歩かされるというもので、大人も子どもも大変でした…一度しか招待されたことはないですが、一度きりで十分です。
スクールで
これは1番気軽ですね。誕生日の子がケーキをスクールに持っていきます。これは毎年我が家もやっています。
スクールによっても方針が違うと思いますが、娘が通っているスクールでは手作りケーキは禁止、ケーキとともに原材料リストをつけること(アレルギー、宗教対応)が必要です。ホールケーキでもいいし、カップケーキでもよいです。ケーキじゃなくてプチプレゼントをクラス全員分に渡す子もいます。
クラスメイトみんなにお祝いしてもらえるので、子どもは嬉しいですよね。
ほかにも…
ほかにも水族館や室内ゴルフ場などでも誕生日会プログラムがあるようです。
パーティは時間通りに集まらない
ホームパーティに呼ばれ、初めてハンガリー人主催のパーティに参加した時のこと。午後3時スタートで、ご自宅で開催だったので、少し遅れて行ったほうが良いかと思い3時20分頃についたところ、まさかの一番乗りでした。次の方が来たのが午後4時で、一番最後に来た方がまさかの午後6時!これは自宅開催のパーティで、時間の制限がなかったからというのもありますが、驚きました。(そしてお開きはいつなんだろうと思いつつ、我が家は一番早く午後6時半ごろに退散しました。)
「11時スタート、14時お開き」と招待状に記載がある誕生日会もありましたが、13時に来場するハンガリー人もいました。遅れたとしても少しでも時間があればパーティに駆けつけるのがハンガリー人なようです。(なので、予定があって行けない、というのはよほどのことじゃないと使えない言い訳かもしれないですね。)
パーティの食事
パーティごとに様々です。
ピザ、ポガーチャ、果物や生野菜、チーズ、サラミ、お菓子などが用意されていることが多いですが、専属シェフがバーベキューを焼いてくれるホームパーティもありました。
パーティの最後に小さなプレゼント
帰り際には、パーティに参加してくれたお礼として毎回小さなプレゼントをホストが用意してくれています。中身はお菓子、ヘアアクセサリー、メモ帳、ちょっとしたおもちゃなどの詰め合わせです。
日本の結婚式でも、新郎新婦がゲストをお見送りするときに小さなギフトを渡しますが、あんな感じですね。
さいごに
ハンガリー式の誕生日会&ホームパーティ、参加すると子どもたちが仲良くなるのはもちろんのこと、親同士も交流が深まって有意義な時間になります!
最初は飛び込むのが怖い、と思う方もいるかもしれませんが、せっかくの海外での生活、異文化交流を楽しんじゃいましょう!
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