ハンガリーの美容院以外でヘアカラーする方法

ハンガリー語ゼロ、英語中3レベルの元会社員主婦が、ハンガリーに住んだらどうなるのでしょうか。

私がハンガリーに来て困ったことのひとつはヘアカラー問題。
最近はいろいろと度胸がついてきて美容室で染めていますが、ハンガリーに来た当初は様々な方法で白髪を隠したり、髪色を明るくしたりと画策していました。

ハンガリーで美容院に行くのはちょっと怖いという方、美容院に行く時間が取れないという方向けに、その一部を今回ご紹介します。（おすすめ度は個人の見解です）

方法①　セルフカラー

当地で販売されているセルフカラー剤は、主に白人向けに作られている製品が多いのか、地毛が黒髪の人にはパッケージ通りの色味になりません。ブリーチ手前の一番明るい色を選択してやっと明るくなる程度。仕上がりの色のイメージがつきづらいです。ただ日本のセルフカラー剤によくあるツンと鼻を突くようなアンモニア臭が全くないものもあり、そのせいなのかダメージも少なめ？なので、アイテム選びさえ間違えなければ1番使えるかもしれません。

使用したことのあるセルフカラー剤

Garnier Movida No.29（クールライトブラウン）

白髪も染まるヘアカラー剤。
アンモニア臭が全くしません。ボトルから直接塗布できる形状なので、セルフカラーに慣れていなくても割と簡単に塗ることができます。
ライトブラウンとありますが、黒髪を明るくするのは（筆者の技術的な問題かもしれませんが）難しいです。通常の放置時間よりも長めにやったんですが、白髪が少し目立たなくなったかな、という感じです。白髪染めが目的であれば、ライトブランじゃなくてダークブラウンかブラックにしとけばよかったかなと後悔…こればっかりはやってみないとわからないですね。

ただこちらの商品はどうやらハンガリーではもう販売していないようです。ドイツなど他の国では買えますが、今はパッケージが変わったようで、下の写真が最新のパッケージです。

成分: 水、オレイン酸、ベンジルアルコール、アルコール変性剤、エタノールアミン、コカミド MIPA、オクチルドデカノール、オレス-30、塩化ヘキサジメトリン、トルエン-2,5-ジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール HCl、MEA-ラウレス硫酸塩、p-アミノフェノール、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、m-アミノフェノール、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオグリセリン、2-メチルレゾルシノール、レゾルシノール、EDTA、エリソルビン酸、香料  （Google翻訳による）

ARTIST PROFESSIONAL No.101（プラチナブロンド）

こちらはmüllerのプライベートブランド。
こちらのカラー剤も塗布しやすい形状なので購入。若干のアンモニア臭あり。
プラチナブロンドなる色味ですが、ブリーチ剤ではなく、白髪も染まるヘアカラー剤。
Garnierのライトブラウン色で髪色が明るくならなかったので、ブリーチ以外で一番明るい色味を選んでみました。
髪色は若干明るくなりました。が、パッケージみたいなブロンドにはならなかったです。（ちょっと怖かったけど計算どおりでした。）そのかわり、髪のダメージは結構気になりました。
個人的にはGarnierのほうが髪質に合っていたと思います。

成分：水, コセス硫酸Na, プロピレングリコール, コカミドプロピルベタイン, パルミン酸PEG-200水添グリセリル, ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル, クオタニウム-80, グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド, トコフェロール, ベンゾフェノン-4, 水酸化Na, 塩化Na, ベンジルアルコール, 安息香酸, デヒドロ酢酸, 香料, CI 60730/アシッドバイオレット43（Google翻訳による）

方法②カラーシャンプー、カラートリートメント

当地では日本よりもカラーシャンプーやカラートリートメントが豊富。
ただこれらはヘアカラーした後の色味を保つ目的で使うもの。白髪を黒くしたり、黒髪を明るくしたりすることはできません。（そういう意味でおすすめ度は★ひとつです。）ブリーチしている方には紫シャンプーが日本よりも種類が豊富で、手軽にドラッグストアで売っているのでぜひ試してみてください。
普段使うシャンプーなどの代わりに、週に2、3回使ってヘアカラーを維持するのが良いですね。

使用したことのあるカラーシャンプー、カラートリートメント

GUHL BRAUN FASZINATION

ノンシリコン、パラベンフリーのシャンプー、トリートメント。クルミに含まれる油とミネラル、タンパク質によって髪が強化されるそう。ただ個人的にはあまり効果がわからず…

シャンプーの成分：水、ラウレス硫酸Na、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココグルコシド、エリスリトール、乳酸、オレイン酸グリセリル、カプリル酸ソルビタン、ポリクオタニウム-10、ベンジルアルコール、塩化ナトリウム、パンテノール、グルタミン酸二酢酸17200Na、ピロクトンオラミン、グリシン、ジュグランレジアシード油、加水分解米タンパク質、安息香酸ナトリウム、香料、リモネン、CI 17200, CI 19140, CI 42090（Google翻訳による）

トリートメントの成分：水、セテアリルアルコール、セチルエステル、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、トリヘプタノイン、塩化セトリモニウム、乳酸、ベンジルアルコール、パンテノール、エチルヘキシルグリセリン、グリシン、加水分解米タンパク、ジュグランレジア種子油、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、パルファム、塩基性ブラウン 17（Google翻訳による）

Balea GLOSSY BRAUN カラーコンディショナー

dmのプライベートブランドBaleaのカラーコンディショナー。こちらと同じシリーズのシャンプーもあります。
ケラチン、パンテノール入り。髪色は若干ですがきれいになったような（気がする）。
ダメージ修復効果も少しは感じたような（気がする）。
お手軽な値段なので、髪色を維持するというよりはダメージケアする目的で何本か利用しました。

成分：水、セテアリルアルコール、ステアラミドプロピルジメチルアミン、PPG、3 ミリスチン酸ベンジルエーテル、グリセリン、乳酸 、ステアリン酸グリセリル、パンテノール、加水分解ケラチン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ペンタエリスリチルテトラ、ディット、ブチルヒドロキシヒドロキシヒドロキシケイ皮酸 、テオブロマカカオ種子エキス、ナトリウムクロリド、硫酸ナトリウム、香水、安息香酸ナトリウム、雲母、CI 77491 、ベーシックイエロー57 、CI 60730、ベーシック ブラウン 17 、ベーシック ブラウン 16 、CI 77891（Google翻訳による）

Plantur 39 phyto-coffein braun シャンプー、コンディショナー

お値段がちょっとお高めのものも使ってみたことがあります。
こちらのPlantur 39シリーズ、40歳以上の女性がターゲット。更年期が始まるとホルモンバランスの乱れから脱毛で悩む方がいらっしゃいますが、脱毛をケアするためにフィトカフェインという有効成分が配合されているのだそう。
筆者は今のところ脱毛には悩んでいないので、脱毛への効果は不明ですが、髪色は前述の２つの中では一番きれいになったような気がします。また髪のダメージも少しはましになったような。
本格的にお世話になるのはあと数年後かなと…。

シャンプーの成分：水、ラウレス硫酸Na、ジステアリン酸PEG-3、ココアンホ酢酸Na、コカミドプロピルベタイン、塩化Na、カフェイン、ココグルコシド、オレイン酸グリセリル、パンテノール、プロピレングリコール、ポリクオタニウム-7、リン酸、ジオレイン酸PEG-120メチルグルコース、HCブルー2号、水酸化Na、ポリクオタニウム-10、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、クエン酸、ツバキ葉エキス、亜鉛PCA、ナイアシンアミド、トコフェロール、植物油脂、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料、ヘキシルシンナマール、リモネン、 リナロール、シトロネロール（Google翻訳による）

コンディショナーの成分：水、セチルアルコール、塩化ベヘントリモニウム、カフェイン、香料、フェノキシエタノール、クエン酸、ヘキシルシンナマール、ペルセアグラティッシマ油、メチルパラベン、リモネン、エチルパラベン、ベーシックブルー99、亜鉛PCA、ナイアシンアミド、フィトステロール、リナロール、ベーシックブラウン16、プロピルパラベン、オレアエウロパエア果実油、塩基性ブラウン17、シトロネロール、オレイン酸ソルビタン、パルミチン酸アスコルビル、酢酸トコフェロール（Google翻訳による）

不安な方は安心の日本製カラートリートメントがオススメ

筆者が使用したことのある当地のカラートリートメントでは白髪を暗く染めることはできませんが、日本のものであれば白髪も染まります。不安な方は何本か当地に持ってくるのもオススメですよ。（私は持ってこなかったので激しく後悔…）

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白髪の応急処置対策

染めるほどではないけど、髪の根元のに数本白髪があるってこと、ありますよね。そんな時に使ったことのあるアイテムをご紹介します。

髪用のファンデーション

髪用のファンデという名前が適切なのかわかりませんが、付属のスポンジで髪の毛にぺたぺた塗るタイプのものです。

ドラッグストアで手軽に手に入ります。白髪をピンポイントで染めたいのに、スポンジが大きく、またカラー剤が硬めなので、塗りづらいです。たくさん塗布すると厚塗りになってしまい、髪がゴワゴワした印象に。広範囲に塗るにも、やはりカラー剤が髪に乗りづいらいです。慣れるまでは練習が必要なアイテムです。

使用アイテムと使用感

Palette Rood Retouch BROWNを使用しました。
付属のスポンジで塗り込みます。

髪用のマスカラ

まつ毛に塗るマスカラの髪バージョンです。

ファンデよりもピンポイントで狙い撃ちでき、染めるほどではないが数本の白髪が気になるというときに使用するのが良いです。こちらもドラッグストアで気軽に手に入ります。

スプレータイプ

スプレータイプの応急処置用カラー剤です。

広範囲に一気に塗布でき、均一に綺麗に染められるので忙しい朝にも重宝します。応急処置アイテムの中ではイチオシアイテムです。洗髪時に浴槽等が汚れることもありますが、すぐに掃除すれば取れます。

使用アイテムと使用感

syoss ROOT RETOUCHE DARK BROWNを使用。噴射口が細いんですが霧のように広がって噴射されるので、表面のみであれば一発でまんべんなく染まります。

さいごに

美容院に行かなくてもヘアカラーする方法をご紹介しました。当地の美容院でヘアカラーすることに抵抗がある方のご参考になればうれしいです。