ハンガリー語ゼロ、英語中3レベルの元会社員主婦が、ハンガリーに住んだらどうなるのでしょうか。
ハンガリーの水道水は飲めるのか?
日本の多くの水道水は軟水で、ミネラル分が少ない水が一般的ですよね。
一方、世界の医療事情 ハンガリー | 外務省 (mofa.go.jp)によると、「ハンガリーの水道水は硬水であるため、日本人は一過性の下痢を起こしやすく、市販のミネラル水の飲水をお薦めします。」との記載があります。慣れていないのでお腹が緩くなりやすいんですよね。
飲み水と炊飯器には軟水のミネラルウォーターがオススメ
筆者は、ハンガリーに住み始めた当初から、飲料水はペットボトルで、しかも軟水を指定して飲んでいました。(ミネラルウォーターだからと言って、全部が軟水ではないので、注意。)我が家がよく飲むのはPERIDOTとDr.Vis。どちらもハンガリー産の水で、入手しやすいので、買いだめしています。
ちなみに、キャップがピンク色なのはスティルウォーター(炭酸なし)という意味。
また、お米を炊く時と浸水する時は必ずペットボトルの軟水を使用しています。そうでないと、お米がパラパラになってしまうからです。(これは使用している米によっても違うのかもしれませんが。)
料理に使う水はBrita必須!
一度お湯を沸かして飲む場合、例えばみそ汁やお茶、コーヒーに使用する場合は、水道水を使っていました。(煮沸すれば大丈夫でしょ、と謎の自信。)
しかし、どうもお腹が緩い…週に何度も下痢をしていました。日本で硬水のミネラルウォーターを買って飲んだこともあったので大丈夫かと思っていましたが、やはり毎日毎日飲んでいると、体に合わないのだなと痛感しました。(まさに文字通り「水が合わない」とはこのことですね。)
ただ料理に使う水をペットボトルの水にするのはもったいないし、ペットボトルのごみも増えるし…ということで使い始めたのが、Britaの浄水器!ハンガリー在住の皆さまにとっては、当たり前だろ、と思われるかもしれませんが、我が家はハンガリーに来て半年以上たってから導入しました。
Britaを使ってからお腹を壊すこともほぼなくなり、もっと早く使っておけばよかったと後悔…
電気ケトルのライムスケール(水垢)も付きにくくなり、掃除の頻度が減りました。
ハンガリーでもカートリッジは購入できますが、渡航後すぐに使うものなので、渡航前に日本で購入しておくと安心です。
ただ、水が変わるとコーヒーやお茶の味が劇的に変わります。我が家は毎日ウーロン茶を飲んでいるんですが、普通の水道水で淹れたお茶のが味がおいしいです。浄水器を使ったことで味がまろやかになった、と言えば聞こえはいいかもしれませんが…これは好みの問題でもあるので、どちらが良いというわけではないとは思いますが。
ただお腹を壊してまでおいしいお茶を飲みたくはないので、今後も浄水器は使っていきたいです。
シャワーヘッドを付け替えよう!
当地の水は硬水のせいなのか、髪を洗うたび乾燥してバサバサになります。髪をきれいにするために洗っているのに、なんのために洗っているんだろうと思ってしまいます…
頭皮が乾燥するので、日本人の方でもたまにフケまみれになっている人、います…(指摘はできませんが…明日は我が身かと思って反面教師にしています。)
そんな問題もシャワーヘッドを付け替えたら、かなり悩みが解消されました。
オススメはIONAC。海外発送もしてくれるので、助かります。
当初、筆者は毎日洗髪しない方が良いのでは?と考えることもありました。
というのも、当地の方に聞くと、日本人のように髪を毎日洗う人が少ないからです。
ただ、日本人とハンガリー人は体質も違うし、衛生観念も違います。
筆者は、やはり外から帰ってきたままの髪の毛でベッドに寝るのはどうしても無理!!ということで、シャワーヘッドを付け替えてでも毎日洗髪しています。
特に子どもは汗っかきなので、毎日洗ってあげたいですよね。
ライムスケール(水垢)対策
電気ケトルにはお酢と塩
浄水器を使っているとはいえ、電気ケトルにライムスケール(水垢)が溜まってきます。
その時は下記の手順で対応すればきれいになりますのでお試しを。
水 200cc
10%のお酢 大さじ1
塩 一つまみ
(すべて目分量)
※突沸により注ぎ口から熱湯が溢れ出るため、水の量はケトル全体量の5分の1程度になるよう、調節してください。
手順:
①電気ケトルに材料を全て入れて沸騰するまでお湯を沸かす。
②そのまま放置(5~10分くらい)
③お湯を捨てて数回水でゆすぐ。
突沸に注意!
沸騰させると酢のにおいが部屋中に充満するので、換気をしっかりすること!
水回りのライムスケール対策
蛇口など、金属部分のライムスケール対策にはこちらの洗剤を使用。
どこのドラッグストアやスーパーでも大抵売っています。
①洗剤を濡れたスポンジや布につける。
②表面をこすって2~5分ほど放置。
③水ですすぎ、乾いた布でよく拭く。
※ゴム手袋などつけて、皮膚を保護したうえで掃除しましょう。
洗濯機の硬水対策
軟化剤を使うこと
洗濯機に使う水も硬水なので、日本のように使っているとライムスケールが蓄積して故障の原因となることもあります。必ず洗剤と一緒に水の軟化剤を使用しましょう。
当地でメジャーなのはCalgonです。
柔軟剤を使うのがオススメ
必須ではないですが、柔軟剤を使用しないと布がガッサガサになります。筆者は日本では柔軟剤の香りがきつくて使用していなかったのですが、布の肌触りのために当地では柔軟剤を使用しています。
香りが苦手な方向けに、無香料タイプの柔軟剤もありますので、赤ちゃんにも安心です。
こちらの柔軟剤は(PRでもなんでもないですが)前にもご紹介した殺菌もできる無香料の柔軟剤。
ウールやおしゃれ着にも使えるので、一家に一つあると安心?な商品です。
洗濯槽の掃除も忘れずに
軟化剤を使用していても、水のミネラル分が洗濯槽に付着するため、年に2,3回程度は洗濯槽の掃除も行いましょう。ちなみに、こちらも以前の記事でご紹介しましたが、筆者が使用している洗濯槽洗剤。詳しい使い方はこちらの記事をご覧ください。
アイロンには水道水入れちゃダメです!
アイロンも水を使いますよね。これも水道水を入れて使うと故障の原因となります。
なので、我が家は基本アイロンを使わない!(笑)洗濯機は回転数が1番少ないコースで脱水させて、洗濯の段階でシワがつかないようにし、パンパンしてから干すようにしています。
そして、夫にはノンアイロンのワイシャツを着てもらってます。
それでもアイロンが必要な時は、こちら。
①使用前、使用中によくボトルを振る。
②約25 cmの距離から生地に均等にスプレー噴射後、アイロンをかける。
※最初は目立たない場所で試すことをオススメします。
さいごに
我が家で実践している硬水対策、いかがでしたでしょうか。
皆さまがやっている硬水対策でこんなものあるよ!という方、ぜひご意見お待ちしてます。
そして、今回タイトルを「暮らし編」としていますが、「美容編」もいつか書けたらなぁなんて思いながら、日々いろいろな商品を試しています。そちらも乞うご期待!です。
コメント
とっても参考になります!
海外でも楽天のもの注文できるんですね!フィルターもシャワーヘッドも楽天でいけるんだと、驚きました!
美容編もたのしみにしています!
2023年10月よりハンガリーに転勤になるのですごく参考になりました。BRITAとシャワーヘッドは準備していこうと思います。今後の情報も期待しています。