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ハンガリーのスーパーで買えるおいしい(?)魚

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ハンガリー語ゼロ、英語中3レベルの元会社員主婦が、ハンガリーに住んだらどうなるのでしょうか。

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ASC認証、MSC認証って知っていますか?

さて、本題に入る前に、asc認証、MSC認証って知っていますか?
パッケージをよく見ると、この文字が書かれている製品が結構あります。

「ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)」制度とは

環境に大きな負担をかけず、労働者と地域社会にも配慮した養殖業を「認証」し、「責任ある養殖水産物」であることが一目でわかるよう、ASCラベルを貼付して、マーケットや消費者に届けます。海を守るマーク(2) 養殖水産物の認証制度ASCについて |WWFジャパン

「MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)」制度とは

水産資源や海洋環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業に対する認証制度です。消費者がこのラベルの付いた水産物を選ぶことによって、厳しい取り組みをしている漁業者を支えることにつながります。海を守るマーク(1) 天然水産物の認証制度 MSCについて |WWFジャパン

要するに、ASCと書いてあるものは養殖ものMSCと書いてあるものは天然ものの魚で、どちらも環境に配慮した責任ある漁業者の商品であるという意味です。子どもたちの未来のためにもこれらの認証がある魚を積極的に選びたいですね。

ハンガリーのスーパーで買えるおいしい(?)魚をご紹介します。

前置きはこのくらいにしておいて…
ハンガリーは内陸国なので、なかなかおいしい魚がスーパーにないのが難点。
これまで筆者が食べてきた中で、これなら日本人にもきっと受け入れられる、スーパーでも買える魚を、オススメの調理法とともにご紹介します。

サーモン(lazac)

やっぱり王道はサーモン。
真空パック入りや冷凍ものが売られています。
筆者がよく買うのはIKEA、Lidl、TESCOのサーモンです。
下の写真みたいに一つずつ包装されています。皮がないのもうれしい。

IKEAの冷凍サーモン。4切れ入って5,490Ft/500gです。(2023年5月現在)
オススメ調理法:サーモンの西京みそ焼き風
材料(3人分):
サーモン3切れ
みそ・みりん・砂糖 各大さじ3
ヨーグルト(脂肪分20%)大さじ2

作り方:
サーモンは冷蔵庫で半日置いておいて解凍しておく。
調味料をポリ袋に入れてよく混ぜてからサーモンを入れてよくなじませる。
2時間以上漬けたら、調味料を軽くぬぐって、フライパンで両面火が通るまで焼く。
火加減は最初は中火→強めの弱火にして、焼き色がついたらひっくり返す。
そしてまた中火→強めの弱火にする。

サバの燻製 (makréla)

以前の記事でもご紹介しましたが、常備しておくと安心なサバの燻製。


真空パックなので日持ちするのもうれしいです。
オーブンで焼いて表面をカリッとさせると香ばしくておいしいです。そのほかにパスタに入れたり、ごはんに混ぜたり、寿司の具にしたりと、万能選手です。
Spar、TESCO、Auchanなどで買えます。
ちなみに燻製じゃない生サバもたまにスーパーの魚屋さんで見かけますが、目が真っ赤に血走っているので買う気はしません…

オススメ調理法:サバの燻製焼き
材料:サバの燻製 のみ
作り方:余熱した250℃のオーブン(上段)で5~10分ほど焼く。

※途中でひっくり返さなくても大丈夫ですが、お使いのオーブンによって火力が違うと思うので、様子を見ながら焼いてください。

OrataまたはSparus aurata(ヨーロッパヘダイ)

見た目も味も鯛にそっくりの海水魚。
なので、鯛と同じように塩焼きや煮付けなどにして食べられます。

Aldiで購入。大きめのorataが2匹入って3,500Ftくらい(2023年5月現在)。
スーパーで売っている魚にしては珍しく、目が血走ってないやつです(笑)
LidlのSparus aurata(ヨーロッパヘダイ)。
オススメの調理法:塩焼き
材料(2~4人分):
オラタまたはSparus aurata2尾
塩、コショウ 適宜
オリーブオイル、レモン汁、ハーブ、ニンニクなど お好みで
付け合わせにジャガイモなど

作り方:
お腹部分を水で洗う。
魚にしっかりと塩を振り、5~10分ほど放置。(4人分作る時は魚を2枚おろしまたは3枚おろしにする。)
魚から出てきた水分をキッチンペーパーでふき取る。
※臭みが気になるときは水で流してもOK
塩コショウ適量、お好みでオリーブオイルやハーブ類を散らし、
250℃のオーブンで15分ほど焼く。

※オリーブオイルは皮をパリッとさせたいときに片面にまんべんなく垂らします。
※付け合わせのジャガイモがある場合は、適宜味付けして
魚と一緒にオーブンに入れちゃいましょう。
※オーブンによって火力が違うので、様子を見ながら焼いてください。

マグロ(tonhal)

もちろんスーパーの魚屋さんでも量り売りで買えますが、衛生状態が結構気になることがありまして…(ハエが飛んでいたり、量り売りの時に素手で魚を触ったり、量りがめっちゃ汚かったりすること、普通にあります。)
そのため筆者はスーパーでマグロを購入するときは、真空パック入りか冷凍ものを購入することが多いです。

こちらのものはLidlのステーキ用マグロ。
Deluxeシリーズはマグロに限らず基本外れがない気がしますので好きです。

オススメの調理法:マグロのステーキ
材料(2人分):
マグロ切り身2つ
塩、コショウ少々
油 適量
醤油、わさび 適量
ニンニクチップ お好みで   

作り方:
マグロを冷蔵庫で解凍させる。
マグロの両面に塩コショウを振る。
油を入れて熱したフライパンにマグロを入れて両面焼く。(6~8分程度)
火加減は中火くらい。個人的にはレア目が好きです。
お皿に盛りつけて醤油とワサビ、お好みでニンニクチップと一緒に食べる。 

アラスカスケトウタラ(Alaska Seelachs FiletsまたはAlaska Pollock Fillets)

日本のタラと同じかよくわかりませんが、タラに似て淡泊な味です。
大抵どこのスーパーでも袋入りで冷凍されているのでそれをよく買います。
焼くと身がボロボロに崩れるので、オススメは蒸し魚。
また、身が崩れやすい特徴を生かして、トマトと適当な野菜を入れてスープを作るときの出汁代わりすることもあります。

オススメ調理法:アラスカスケトウダラの中華蒸し

材料(2人分):
アラスカスケトウダラ4片
しょうがパウダー、ニンニクパウダー 各小さじ2
醤油、みりん 各大さじ2
ウェイパー 大さじ1
水 50cc
ねぎ 好きなだけ。みじん切りか細切りで。
ごま油 適宜
白ワイン 50cc

 

作り方:
アラスカスケトウダラを解凍しておく。
塩を振ってキッチンペーパーで優しく包む。(すぐ身がぼろぼろになるため。)
フライパンに魚と白ワインを入れて蓋をする。
沸騰してから弱火で2分加熱→蓋を外して1分加熱。

調味液を作る。
材料の「しょうが~水」までを器に入れて、電子レンジ900wで1分加熱。
※ウェイパーが完全に溶けて、みりんのアルコールが飛ぶまで加熱。
蒸しあがった魚に調味液とごま油を回しかけ、ねぎを散らせば完成。

アラスカスケトウタラの中華蒸し
オススメ調理法:アラスカスケトウダラといろいろ野菜のトマトスープ

材料(2人分):
アラスカスケトウダラ1片
カットトマト缶 半分
玉ねぎ 小1玉(みじん切り)
マッシュルーム 5個(薄切り)
にんじん 細長いやつ3分の1(みじん切り)
セロリ  にんじんと同じ量(みじん切り)
パプリカ 4分の1個(みじん切り)
ニンニク 半片(みじん切り)
コンソメ 小さじ2
ケチャップ 大さじ1
白ワイン 大さじ2
塩、コショウ、オリーブオイル、水 適量

 

作り方:
アラスカスケトウダラを解凍して、水分をふき取っておく。
鍋にオリーブオイルを入れて弱火でニンニクを加熱。
ニンニクの香りがしてきたら玉ねぎがしんなりするまで中火で炒める。
にんじん、セロリ、マッシュルームを入れてしんなりするまで炒める。
魚をつぶしながら炒め、魚に火が通ったらパプリカを入れ軽く炒める。
白ワインを入れる。
アルコールが飛んだらトマト缶、コンソメ、ケチャップを入れ、
沸騰させる。(水分が足りなければ足す。)
沸騰したら30分程度弱火で煮込む。
塩、コショウで味を調えて完成。
※玉ねぎとトマト缶は必須で、それ以外の野菜は何でもよいです。
にんじんとセロリを入れると香りがよくなるので、あった方がベターです。

トマトスープは、魚の形が見事に消え去りますが、うまみが出ておいしいですよ。魚嫌いなお子さんも、これなら食べられると思います。
スープはパンにつけたり、パスタソースにしたり、エビやイカを入れた海鮮トマトスープにしたりと応用が利きます。また、トマト缶は入れずに煮込んだ後、カレールーを入れてシーフードカレーにしてもおいしいです。ぜひ作ってみてください。

パンガシウス

最近では、日本でもイオンやコストコで購入できるようですね。
当地のスーパーではアラスカスケトウダラと同様、冷凍の袋入りで買うことができます。
なまずの一種で、淡水もしくは汽水に生息しているせいか若干臭みが強い気がするので、サーモンの西京焼き風同様、漬け込んでしっかり味をつけると食べやすいです。ほかにも、さつま揚げを手作りした際は、パンガシウスを使いました。アラスカスケトウダラだと水分が多くて作りづらいのですが、パンガシウスはまとまってくれます。
身はしっかりしていて、弾力のある感じ。臭いに敏感な方は苦手かもしれません。

番外編:ハンガリー人オススメの魚 マス(Pisztráng)

語学学校のクラスメートのハンガリー人に、オススメの魚は何か聞いたところ、Pisztrángがめっちゃおいしい、とのこと。日本語でいうと、マスです。筆者は冷凍の袋入りのものでLazacpisztráng(サーモントラウト)は買ったことがあります。
その方曰く、BudaörsのAuchanの魚屋で絶対買うべきだそうで、魚を腹開きにして、塩や好みでハーブをまぶして、オーブンで焼くそうです。
ハンガリー料理のレストランでよく見かけるメニューですよね。ご興味のある方はどうぞ試してみてください。(筆者は見た目が無理で調理できずですが、レストランで食べたマスは、皮がぱりっとしていて香ばしくて美味しかった記憶があります。)

Lazacpisztráng(サーモントラウト)の冷凍ものです。皮に臭みがあるため、皮を取り除けばおいしく食べられます。
Pisztráng(マス) 市場でもスーパーでもよく見かけますよね。一匹丸ごと売っているので結構な迫力、そして見た目がどうしても好きになれないです。

さいごに

日本のように魚が豊富ではないので、意識的に食べないと魚不足になってしまいますよね。
筆者は週に1度は缶詰でもよいので魚を食べようと努力していますが、スーパーではなかなかおいしい魚が売っていないのが現状です。
それでも、ご紹介したものは調理法によっては日本人でも受け入れられるものかなと思いますので、挑戦したことのない方のご参考になればうれしいです。

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